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東北医科薬科大学の傾向と対策

2016年に新設され、修学資金などで注目を集める東北医科薬科大学の入試の傾向と対策をリサーチしています。修学資金など、注目の制度についても取り上げています。

注目の新設医学部・東北医科薬科大学の入試の傾向と対策

東北の地域医療を支える医師を育成するという目的の下、2016年に新設された東北医科薬科大学医学部。もともとは東北薬科大学という薬科専科大学でした。国内では37年ぶりに医学部が新設されるということで、注目を集めました。東日本大震災の影響で、東北の医師不足を解消する目的で認可がおりたのです。

後にも触れますが、修学資金貸付制度を利用すると自己負担が400万円で通える医学部です。東北の地域医療を支えるという大義名分がありつつ、学費を安く抑えられるという魅力があり受験を検討される方もいらっしゃるでしょう。入試の歴史はまだ浅いですが、最新の情報をまとめていきます。

2017年入試の概要

定員 100名
倍率(一般入試) 8.0倍
試験日 1次:2/1、2次:2/24
科目・配点・試験時間 英語(100点/70分)、数学(100点/70分)、理科(200点/120分)

東北医科薬科大学の入学枠は100名。そのうち55名が修学資金枠となります。倍率も8倍とかなり高くなっています。科目に関しては、理科は生物・物理・化学から2科目を選択し120分で解答。数学はⅠ~ⅢとA・Bが出題範囲となります。

一次試験を突破すると、二次試験を受けることになります。二次試験は面接と小論文(小論文は一次試験のときに受験。試験時間60分)です。合格発表の際には、修学資金A方式、B方式、一般枠とそれぞれに分けられます。一次試験を通過した人は、繰り上げ対象者として補欠合格の可能性を残しています。

参考:東北医科薬科大学HP入試案内

東北医科薬科大学の偏差値・試験難易度

偏差値 67.5

※河合塾Kei-Netによる

東北医科薬科大学医学部のボーダー偏差値は60後半となっており、修学資金枠A方式に至っては70でかなり高くなっています。修学資金枠であれば、学費が国公立大と変わらないことから、併願先としての志願者も多い様子。

試験は全科目マーク式で、奇問・難問などは見られません。私立医学部で高い偏差値を誇る他大学に比べると、より高い得点率が求められるとも言えるでしょう。科目は英・数・理科2科目で同じ配点のため、苦手科目があると厳しい戦いになることが考えられます。

過去問に関しては、2年分しかありません。東北薬科大学時代の過去問よりは難化している傾向のため、あまり参考にはならないようです。全科目において、基礎からの理解を求められます。

入試の出題傾向と対策

英語

2017年度入試問題の構成

大問1 長文読解
大問2 長文読解(医療系)
大問3 文法問題(空所補充)
大問4 誤文訂正
大問5 整序問題

問題の難易度としてはさほど高くなく、センター試験程度。ただ、基礎的な構造の理解が必要になります。マーク式の選択肢は、表現が似たようなものになっていることがあり正しく読解できているかを問われる内容。選択肢の内容も正確に訳し、不完全な文は排除するといった工程も必要になります。

長文問題のうち、1問は医療系がテーマになっていました。医学部系の単語もしっかりと押さえておく必要があります。同じようなマーク式の入試を行う医学部の過去問などを使って学習を進めるのがよいでしょう。

数学

2017年度入試問題の構成

大問1 図形分野
大問2 確率・数列
大問3 微分積分

全体的に標準レベルの入試問題です。融合問題があるので、単元だけで理解するのではなく、応用力が必要となります。ただ、大問3つとも単元の基礎を押さえていれば解き進められる問題。平均点は高かったのではないかと見られています。

今後難化することも予想されますが、まずは基礎的な解答力を地道につけていくことが重要になるでしょう。差がつきにくい分、逆にミスがあると差をつけられてしまう内容です。基礎的な部分を網羅し、抜け目ない対策を心がけましょう。対策には青チャートといった標準的な参考書でも十分対応できるはずです。

化学

2017年度入試問題の構成

大問1 無機・理論(電気分解など)
大問2 理論(冷却曲線など)
大問3 有機(芳香族)
大問4 有機(アミノ酸)

無機分野からの問題が少なく、薬学部からの影響が多い問題傾向となっています。スピードを求められるものでもなく、基礎的な理解ができていれば十分に解き進められる内容でした。

特徴的なところで言うと、光学異性体など薬学部の影響を受けた出題が見られています。大問4で出た合成高分子など、薬学部入試で見られない単元のものも出てはいますが、まずは薬学部時代の過去問はチェックしておくようにしましょう。医薬品関連など、医療・薬科どちらも絡む問題はいつ出てもおかしくはありません。

生物

2017年度入試問題の構成

大問1 小問集合(代謝)
大問2 小問集合(遺伝子)
大問3 小問集合(病原微生物)

前年と比べ問題量も増え、やや難化の傾向にあります。語句を問う問題が多く、暗記も必要となるでしょう。ただ、標準的な語句が多いので、教科書の内容をきちんと押さえることが重要。コラム的なところも含めて網羅するような対策をしましょう。

2017年の大問3に関しては、B型肝炎をテーマにするなど難解なテーマも出題されました。解答に時間がかかってしまうことも予想されます。解答できるところを落とさないように進めていくのも肝。高得点が取れれば、ここで差をつけていくこともできます。

物理

2017年度入試問題の構成

大問1 力学
大問2 電磁気
大問3 波動(光)

前年に比べると問題数は増えたものの、難易度としては易化したと言えます。特徴としては、マーク式でグラフを選ぶ問題があり、理論の理解をしているかを問われることがあります。大問は3つですが、それぞれの単元について内容を理解することが求められており、内容を網羅しておく必要があります。

基本的な内容が多いので、物理に関しても教科書レベルがメインとなります。あとは各事象を理論から押さえつつ、内容を総合的に理解できるように対策しましょう。

東北医科薬科大学の修学資金制度とは

東北医科薬科大学では、A方式、B方式の枠で合格すると修学資金の貸与を受けることができます。卒業後の勤務によって返還を免除されることから、自己負担額が減るという特徴があります。

A方式

金額(6年間) 3000万円
自己負担額 400万円
定員 30名
返還免除条件 宮城県指定の医療機関に10年間勤務
※2年間の研修期間は除く

※A方式は宮城県以外に5名(各県1名ずつ)の枠あり

B方式

金額(6年間) 1500万円+1100万円~(県により異なる)
自己負担額 ~700万円
定員 20名
返還免除条件 宮城県以外の5県で指定の医療機関に一定期間勤務
※9年程度。県ごとの制度により異なる

この修学資金は、東北地方の地域医療を支える若い医師を育成するために設立されたものです。2011年の東日本大震災後に、クウェート首長の指示によって復興支援がなされました。その復興基金のうち90億円を地域医療に充てることとなり、新設された東北医科薬科大学でこの修学資金を利用することができます。

修学資金を貸与してもらうためには、まずA方式・B方式の合格枠に入ることが必要です。修学資金枠に志願した受験生の中から、成績の高い人が入ることになるため高得点をとらなければいけません。合格発表後、貸与を希望するかどうかを聞かれるので、ここで貸与を希望すれば晴れて修学資金を受けることができます。

とは言え、ただで受け取れるというものでは当然なく、あくまで「貸与」ですので返還の義務があります。この返還を免除する条件として、東北地方の医療機関に勤務するといったものが定められています。地域医療の復興という目的があるので、東北地方で働く意思のある学生でなければいけません。

そのため、二次試験の面接でも地域医療にどのように貢献したいかといった、東北地方に対するこだわりを聞かれる可能性があります。東北地方に縁のない学生であれば、準備をしていく必要があるでしょう。卒業後も一定期間、短くても6年間は東北の医療機関に勤務しなければいけませんし、覚悟が必要です。

学費の面で国公立大を志望している人にとっては、同じぐらいの学費で併願できる医学部として重宝しそうです。ただ、地域医療に対するこだわりがなければ修学資金枠での合格は難しいかもしれません。偏差値としては地方国公立と大差がないため、対策はきちんとしておく必要があります。事前調査を怠らず、受験に臨みましょう。

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