個別指導で学力アップ!最短ルートで医学部合格を目指せる予備校とは
有名な医師が講師として在籍していることから近年人気を集めている順天堂大の医学部についてまとめてみました。これから受験しようと考えている人はぜひチェックしておいてください。
順天堂大学医学部の最大の特徴は、医師国家試験の合格率が高い点。2017年現在は96%と全国でトップ10には入るほどのレベルの高さを誇っています。
また、授業をしてくれる講師群は医療人を育てる基盤を作ってきた有名な医師ばかり。専門的な知識を学べるのはもちろんですが、実際に医師になったときに役立つ技術も身に付けられる大学だといえます。
定員 | 137名 |
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倍率 | 16.8倍 |
科目・配点・試験時間 | 英語(80分/200点)、数学(70分/100点)、理科2科目(120分/200点) |
センター配点 | 英語250、数学200点、理科200点、国語200点、地歴公民100点 |
順天堂大学の一般入試の倍率は、ほかの大学に比べると非常に高いのが特徴です。例年で20。入試対策の立てやすさから人気が集まっていると考えられます。
センター試験は5教科7科目を実施。「センター試験のみ」「センター試験+一般入試」「センター試験+一般入試(東京・新潟地域枠)」の3つに分かれています。
小論文試験は一般入試の1次試験通過者のみ対象。写真や絵を見て小論文を書いていく方法で、ほかの大学にはない独特な出題形式となっています。そのため、過去問演習の演習が必要です。
二次試験は面接を実施。小論文で書いた内容について問われることがあるので、自分なりにまとめておきましょう。
偏差値 | 70.0 |
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※河合塾Kei-Netによる
順天堂大学の偏差値は東京慈恵会医科大学と同等で、医学部のある私立大学の中では2番目に偏差値が高い結果となっています。
順天堂大学の入試問題には、難問や奇問はほとんどありません。基礎力が試される問題ばかりなので科目ごとに対策が立てやすいのが特徴です。その代わり、標準的な問題は必ず点数を取るほどの高い学力がついていなければ、合格は難しいでしょう。
2017年度入試問題の構成
大問1 | 長文読解 |
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大問2 | 長文読解 |
大問3 | 長文読解 |
大問4 | 長文読解 |
大問5 | 自由作文 |
英語の問題は2011年以降から長文読解4題、自由英作文1題という出題形式が続いています。英文のジャンルは医療・自然・科学系がほとんどですが、人文・社会系からも出題され、近年ではインタビュー形式の読解問題も出題されています。どのジャンルでも解答できるように対策しておきましょう。英文と設問の難易度は高くありませんが、合否に大きく関わる自由英作文に多くの時間を割り当てらえるようにしておくと安心です。英文の速読力を身につけることがカギといえます。
自由英作文は課されるテーマが幅広く、長文読解よりも難易度が高め。「あなたが考える人生の成功は何か?」「人類に最も影響を与えた発明は何だと思うか」といった、ジャンルにとらわれないテーマが多く出題されています。
2017年度入試問題の構成
大問1 | 隣接3項間漸化式・回転軸が斜めの放物線の回転体の体積・複素数平面・内積の最大値 |
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大問2 | 楕円の軌跡と面積 |
大問3 | 凸不等式の証明 |
大問は3問で、主に微分積分・行列・2次曲線・ベクトルが出題されます。複素数平面は新課程になってから初めて出題されました。
医学系の大学としては珍しく難問がほとんど出題されませんが、大問1・大問2は誘導形式の問題が多いため、この2題で得点を重ねておくようにしましょう。大問3は証明問題になりますが、問題集と過去問から傾向を把握して対策を取っておけば点数を落とすことはありません。試験時間が短めですが、基礎力と計算力をつけておけば解ける問題量です。早く正確に問題を解く練習をしておきましょう。
2017年度入試問題の構成
大問1 | 小問集合・無機・有機・理論 |
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大問2 | 理論 |
例年の化学は大問2題で、大問1はマーク式、大問2は記述式という構成で出題されでます。大問1は小問集合・無機・有機・理論の最大4つのテーマからバランスよく出題されているのが特徴。大問2はほとんどの年度で理論分野から出題されます。設問数と計算分量が多いためレベルは高いですが、難問や奇問はほとんどでないので、標準レベルの問題をいかに早く正確に解くかがカギとなります。
迅速かつ的確に問題を解くには、化学の基礎知識や典型的な問題の解き方を身に付けておくのがポイント。その後は、応用レベルの問題を軽くチェックしておくと良いでしょう。時間がかかってしまった問題をピックアップして早く解けるようにすれば、本番でも問題なくスラスラと解けるようになります。
2017年度入試問題の構成
大問1 | 知識問題 |
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大問2 | 計算問題、実験考察問題 |
大問数は2題ですが、多くの場合1題2分野ずつの全部で4分野から出題されています。出題範囲に関しては、人体に関する分野と植物に関する分野が多く、なかでも生殖と発生、遺伝、反応と調節の分野が出る確率が高いでしょう。満遍なく対策を打っておくことは大切ですが、ここ数年間は生殖の範囲からの問題が増えている傾向にあるので生殖範囲を重点的に押さえておくと良いかもしれません。
選択問題のほかにも、記述問題が数問と計算問題が数問でます。重要な用語は軽くでも説明できるようにしておくと良いでしょう。
順天堂大学の生物テストの特徴は、毎年典型的な選択問題が多いこと。生物は確実に点数を取っておきたい教科だといえます。
2017年度入試問題の構成
大問1 | 力学 |
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大問2 | 電磁気 |
大問3 | 熱力学 |
順天堂大学の物理の試験は、マークシート方式と記述式になっています。試験時間は120分。ひとつの問題にかけられる時間が少ないため、問題を解くスピードを意識することが大切です。
大問1は大きく分けて3つに分かれており、第1問は5つの小問から構成されています。第2問は5つの小問、第3問は2つの小問が例年のパターン。大問2は記述式になっていて、小問が6つあります。力学分野から出題され、記述の量はそこまで多くありません。
難易度は入試応用レベルになっていて、設定が複雑な問題や近似計算問題があるため簡単に解くのは難しいでしょう。これらの問題をいかに解け、合格を左右するといえます。教科書や問題集を丁寧につぶし、守備範囲を広げることで解ける問題を増やしていきましょう。