個別指導で学力アップ!最短ルートで医学部合格を目指せる予備校とは
「生徒一人ひとりにあった指導」という予備校は多いものの、本当にそれができている予備校は実は多くはありません。生徒の個性を見て、何が必要なのかを見抜き、適切なマンツーマン指導ができる予備校を見抜くためのポイントをご紹介していきたいと思います。
生徒一人ひとりに合った指導をするなら、マンツーマンでの指導はマスト。集団授業で、個人の個性にフィットした指導をするのは難しいと思います。生徒が本当に理解しているかどうかを見抜く、マンツーマン指導は医学部受験予備校の常識かも?
志望校や現在の学力にあったカリキュラムが組まれているかどうかは要チェック。志望校と現在の学力を照らし合わせて、必要なものだけを効率よく勉強することが大切。みな一律のカリキュラムでは、必要ない範囲まで学習することになり、効率は悪くなります。
カリキュラムと同様に、教材選びも生徒に合ったものかどうかチェック。教材がレベル別に用意されているか、個別にオリジナルテキストを作成してもらえるか。苦手分野の克服や志望校対策を効率的に進めるためには必須です。
復習課題や宿題は、その生徒に足らないものを補うために取り組むもの。どの生徒も同じ課題や宿題では意味がありません。生徒ごとに課題を設定して、個人の弱点や理解できないところをフォローしてくれる予備校選びが大切。
さっそく各予備校のパンフレットを見て、カリキュラムや指導の特徴をチェックしてみました。マンツーマン指導の予備校は多いものの、本当に生徒に合った指導ができている予備校とそうでない予備校がチラホラ…。では、生徒に合った指導ができている予備校とは?
40年以上の実績とノウハウが信頼の証
指導スタイル | クラス制・個別指導 |
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2020年度合格者数 | 174名 |
費用(高卒生) | 798,000円~(選抜テストによる) |
授業時間(1回あたり) | 不明 |
校舎 | お茶の水(東京) |
和田メソッドを導入した完全マンツーマン授業を提供
指導スタイル | 個別指導 |
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2017年度合格者数 | 非公開 |
費用 | 要問合せ |
授業時間(1回あたり) | 90分~120分 |
校舎 | 飯田橋(東京) |
「現在の学力」と「科目ごとの入試で目標とする点数」をもとに個別にカリキュラムを作成し、授業を行う予備校です。性格別学習法や個別のオリジナルテキスト、演習問題データベースを利用した指導などの試みが魅力でしょう。
講義型がメインとなる大手医学部予備校に比べ、学費などはやや割高なマンツーマン指導。マンツーマン指導にはいったいどんな魅力があるのでしょうか。
マンツーマンであれば、生徒の学力習得度に応じてそれぞれにカリキュラムを組んでくれる予備校が多いです。苦手科目を克服するための時間や、志望校選択のサポートなど、総合力が必要となる医学部受験に対してトータルでの対策をすることができます。
受験する大学によっても、演習の内容や注力する項目が変わったりします。集団だと、どうしても各大学ごとの対策は弱くなってしまいがちでしすが、個別指導であれば受験する大学に合わせることができます。苦手科目の克服でも、得意科目のさらなる飛躍でも、マンツーマン指導であれば柔軟に対応してもらうことが可能です。
質問があるときなど、講義型の予備校では授業後に先生のところに行くか、休み時間に控室を訪ねていく必要があります。質問の内容が些細なものだったり、質問の内容が固められなかったりすると、それだけで質問に行くのが億劫になってしまうというもの。
マンツーマンであれば、授業の段階でほぼ必然的に生徒と講師の間で会話が交わされます。質問が出れば、その場で聞くこともできるのです。疑問はすぐに解決できますし、分からないものを分からないままにしてしまうことが減ります。コミュニケーションをとることで、先生側も生徒の課題が見えてきますし、よりその生徒にあった授業を展開することが可能となるわけです。
マンツーマンは、受験のプロである講師との距離感が近いので、彼らの豊富な受験知識を引き出すことができます。講義型であれば、どうしても一般論ばかりになってしまうところがありますが、マンツーマンであれば生徒の志望校に合わせた情報提供ができることで、より有益な情報を得ることができます。
マンツーマン指導を通して、一つの人間関係も構築されることから、生徒としても相談しやすいという部分もあるはずです。遠くから見ている先生に話を聞いてもらうよりも、いつも自分のために授業をしてくれている先生の方が相談しやすいはずです。勉強だけでなく、進路などのことについて情報を得ていくのも、医学部合格のためには必要な条件ですから。
個別指導塾で謳い文句として使われることが多い「個別カリキュラム」。自分にあったカリキュラムを組んでくれるのは分かるけど、実際どれぐらい合わせてくれるものなのか疑問に思う人も少なくないはず。ここでは、カリキュラム例を、簡単にご紹介します。
参考:https://www.medical-labo.com/
月曜日 | 英語(1対1)、数学(1対1)、小テスト、宿題学習 |
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火曜日 | 物理(1対1)、小テスト×2、宿題学習 |
水曜日 | 国語(演習)、英語(1対1)、小テスト×2、単元別チェックテスト |
木曜日 | 英語(1対1)、化学(1対1)、小テスト×2、自習室 |
金曜日 | 英語(1対1)、数学(演習)、小テスト、自習室 |
土曜日 | 数学(1対1)、小テスト、宿題学習 |
小テストは、伸び悩みがあったという英語の単語・イディオム暗記を中心に。曖昧な点を残さないよう、基礎から学び直すスケジュールだそうです。とはいえ、苦手だという化学は得意科目の物理と変わらないスケジュール。個別カリキュラムでも、時間割は変わってこないのでしょうか。次は年間スケジュールを見ていきます。
英語
伸び悩んでいる英語。模試結果の分析から、前期はまず文法・構文といった基礎を重点的に。曖昧な点をなくすように進めます。
後期は基礎力がついてきたところで、志望校の問題に即して読解スピードを上げる方向にシフト。頻出の英作文の対策も同時にしていきます。
数学
得意科目だったため、他の苦手科目の点数を補えるように強化します。前期は全範囲の応用問題を中心に、抜けのない対策を進めます。
過去問の傾向に即して、記述式問題を中心に扱います。それだけでなく、答案の見直し方など本番を意識した手法も学びます。
化学
克服が必須であった苦手の化学。前期のテキストは基礎レベルのものを使い、不安がなくなるように授業は進みます。
後期に入り、応用問題にも着手。分からないところがあれば、その都度基礎に立ち返って反復をします。基礎が網羅できてきたのを感じたところで、過去問に似た問題を中心に対策。
物理
二次試験を突破するまでの学力がなく、分野ごとで理解にもムラが。テキストは標準レベルのものを使いながら、試験も意識した学習を前期のうちから進めます。
後期に入ると、応用レベルにも対応できるように対策。得意な分野は、テキストもハイレベルのものを。過去問を解くフェーズにあたっても、基礎は怠らず反復しながら進めます。
テキストのレベルを科目ごとで変えるのはもちろんのこと、分野でも変えているようです。苦手分野の克服をしつつ、得意分野はさらに伸ばして武器にする。理想的な学習の形ですね。この生徒さんは苦手だった化学も、偏差値を50から80まで上げられたとのこと。基本的な学力の向上だけでなく、常に受験を意識した勉強を進められるのは個別カリキュラムの強みと言えそうです。
実際にマンツーマンでの指導を受け、合格体験記で1:1授業のありがたみを感じている生徒さんも多数いらっしゃるようです。ここではその一部を紹介します。
マンツーマン指導の授業はとても濃い内容に感じ、「受験」を意識するだけでなく「学び」を得ることができたと思います。科目を好きになることで自ら勉強し、成績を上げることができました。先生も、自分の性格を理解してそういう方向に導いてくれたのだと思います。かなり深い内容まで教えてもらったことで、絶対的な自信がついて万全な準備で受験に臨み合格できました。
塾通いに慣れていなかったので不安ばかりでしたが、温かい雰囲気で徐々に力を引き出せてもらえました。半年ぐらいで模試の結果にも表れてきたので、自信がついたと思います。直前期には苦手分野をマンツーマンで集中的に学びました。自信をつけさせてくれる雰囲気には感謝しかありません。
医学部受験生のレベルは皆高く、最後はほんの少しの差で決まります。私はその差を個別指導で埋めてもらったと思っています。先生が志望校に即して研究してくれた予想問題集、その中から滋賀医科大学の本番でまったく同じ問題が出たのです。つい笑いがこみ上げてきましたが、そこが大きな差になったと思っています。
野田クルゼの個人特訓と呼ばれる完全個別指導のコースでは、すべての授業がフルオーダーカリキュラムのもと、マンツーマン授業で行われます。苦手分野や弱点の克服目的に利用することで、効率的に学習を進めることができます。授業は志望校の過去問を使って行われます。